Alternative Power Report 2026年9月号では何が読めるのか

Power Systems Research が毎月発行する電動化・代替動力のレポート Alternative Power Report の2026年9月号(2026年9月13日発行)が公開されました。

要点は次の通りです。

  • 吉利の全固体EV電池は500Wh/kg級。現行の最良クラスのリチウムイオン電池の約2倍の密度
  • アイルランドが10MW超の大口需要家に、電力需要の80%以上の自家再エネ調達を求める計画
  • ポーランドの水素バス構想から最大手エネルギー企業Polenergiaが撤退

今月の見出しから

  • 全固体電池――吉利が500Wh/kgの全固体EV電池を準備。2027年ロールアウト前の実路試験中
  • データセンターと電源――アイルランドが10MW超の需要家に80%の自家再エネ調達を義務付けへ
  • 亜鉛ヨウ素電池――3分充電・6万回超サイクルの試作電池。水系で発火リスクが小さく大規模用途向き
  • リチウムプレドープ――旭化成がシリコン負極の容量損失を抑える新技術。エネルギー密度10%向上
  • 水素の足踏み――ポーランドの水素バス構想からPolenergiaが撤退。補助金主導の需要創出に課題
  • トヨタの次世代電池――フッ化物イオン電池の開発を京都大学と継続。高い電気陰性度が密度に寄与
  • 豪州のデータセンター政策――NSW州が電力・水インフラへの負担拠出を開発者に求める枠組みを発表

このほかEV航続距離を伸ばすインバータ用センサの話題も収録。全5ページ、原文(英語)は無料で読めます。

東販リサーチの見解

今号の隠れた主役はデータセンターです。アイルランドの80%ルールも豪NSW州の新政策も、データセンターの電源を再エネと蓄電池に寄せる方向で、Power Systems Research 自身が「バックアップ用発電機の販売に影響し得る」と分析しています。電池の話題が多様化する一方で水素は足踏みが続いており、どの動力源がどの用途で進むのかを、発電機セグメントを含む台数データで定点観測する価値が増している号だと読みました。

Alternative Power Report 2026年9月号(英語・PDF、2026年9月13日発行)

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